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クサコとタマゴと俳句

クサコが日本に来て、まもなく一年になる。

この一年、クサコの朝食には必ずタマゴがひとつ付いた。

最初の半年ほどは、初めて食べた生卵かけご飯がいたく気に入って、
毎朝、タマゴをかけたご飯をうれしそうに頬張っていた。

秋風が冷たくなる頃、
「玉かけご飯、飽きた」と、クサコは言った。

そこで、半熟一つ目玉焼きを作ってご飯にのせてあげると、
これも中国ではあまり食べないやり方だったせいもあり、
半熟タマゴがとても美味しくて、ソースに合う、といって、
とんかつソースをたっぷりかけて、毎日歌うように食べていた。

最近になって、またクサコは言う。
「半熟タマゴが飽きたんじゃないの。
ソースの味が飽きたの」

今度は、
ちょっと甘くした、お袋の味風、
伝統的卵焼きを作ってあげた。

美しく黄色に焼きあがった卵焼きの端を食べて、
「わあ」と言って、喜んだ。

だから、今朝も、クサコの卵焼きを作っていたのだ。

すると、カラスが啼いて、

一句、浮かんでしまった。


仕方のないことだ。

まあ、つまらないものだけれど、
しかし、捨てるのも惜しい気がして、ここに残しておく。

朝飯の卵溶きおれば鴉声過ぐ


食後、例によってジョグ。

空は薄く霞んで、気温は高め。
24度ほどになるらしい。

川沿いに長く続いている、つつじが咲く花壇には、
雪柳も白い花をつけている。

雨が近いのだろうか、

耕されたばかりの畑で、

カエルが声を合せて鳴いていた。
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テーマ : 俳句
ジャンル : 小説・文学

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