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クサコと朗読

クサコは、玄関を出たと思ったら、すぐに帰ってきた。

「雨が降ってる」

朝のジョギングができないクサコは、仕方がない、読書。

左近司祥子の「謎の哲学者ピュタゴラス」を読み始めた。
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クサコは大きな声を出して朗読するのが好きだ。

読めない漢字は中国の発音で、

あいまいな所はいい加減に、

ところどころ変なアクセントもあるけれど、

下手な中学生より上手く読む。

つい、引き込まれて聞いていると、突然、

「ウワー!」とか、

「ヒエー!」とかいう、感動と驚きの合いの手が入って、

こちらをびっくりさせる。

顔を見ると、目を丸くして、

まあ、びっくりしたわ、感動したわ、面白いわ、ひどいわ・・・

いろんな表情を作って、それはそれで面白い。


昨年の五月、

私たちは、結婚して、しばらくクサコの故郷で過ごすために、

北京から、ハイラールまで、汽車に乗った。

30時間ほどの、北へ向う汽車の旅。

車窓の景色は面白いけれど、それでも飽きる。

用意しておいた本も、読み終わった。

クサコは、友人からもらった「塩狩峠」を読んでいた。
116201.jpg


以前一度読んで、とても感動したといって、

もてあました時間に読み返していたのだ。

ぶつぶつ小さな声で読んでいたけれど、

私がぼんやりしているのを見て、

「読んであげようか?」と、言った。

私は三浦綾子の小説は、ひとつも読んだことがない。

あまり好きなタイプではないけれど、

ベストセラーになったくらいだから、きっと面白い所もあるだろうと、

「じゃあ、読んで聞かせて」と、気楽に答えた。

クサコは気まぐれだから、ちょっと読んで飽きるまで聞いてあげよう、

くらいの気持ちだった。

クサコは読み始めた。

聞いているうちに、私もだんだん引き込まれた。

ところどころで、私が感想を述べると、

クサコも自分の考えを言って、

ちょっとした読書会のようだった。

結局、クサコは、

この長い小説を、半日かけて全部朗読してしまった。

私も、全部聞いてしまった。


朗読を聴くのもいいものだ。


クサコは、「ピュタゴラス」が随分気に入ったらしい。

「哲学を勉強しようか」と、言い出した。


今日は雨だから、

町内で予定されていた草取りは延期になった。

私は小雨を衝いて走ってきた。

途中で本降りになってきたので、引き返し、

いつもより短め、5キロほどのジョギングができた。

まあ、走れただけよかった。
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