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クサコの仏頂面

明け方から雨が降り始めた。

布団の中でしばらく雨を聞いて、5時起床。

クサコは走れないので、まだ寝ている。

日課の読書。二月河著「康熙大帝」。


昨日のこと。

掃除を終え、二人でコーヒーを飲んだ。

結婚式の引き出物のバームクーヘンがあったので切り分けた。

ひとつは大きく。ひとつは小さく。

「どっち?」と聞くと、クサコは当然という顔で大きいのを取る。

「掃除の時ね、わたし、こんな顔してやってた」

クサコは、ケーキを食べるフォークを置いて、ひどい仏頂面をつくって見せた。

「そういうのを ”ぶそる” または ”ぶそくる”って言うんだよ」


掃除の前、ちょっとした諍いがあって二人とも気分が悪かった。

昼に、クサコの在留許可の更新に、区役所に行った時のことだ。

私は、クサコが自分でやった方が良いと思い、区役所の入り口のところで、

「自分で言ってごらん。パスポート出して、在留許可更新お願いしますって言えばいいから」

と言って中に入った。

クサコは窓口に行き、職員に、小さな声で、

「在留許可・・・」と、言った。

手続きが終わるまでソファーに座って待つ間、私は、クサコに、

「もっと大きな声で、はっきり言ったほうがいいよ。”です””ます”もつけて・・
 声が小さくてはっきりしないと、自信ないように見えちゃうよ・・」と、言った。

更新手続きは簡単に終わり、すぐに区役所を出た。

自転車に乗って帰ろうとすると、クサコが、ちょっと興奮して、食って掛かるように言った。

「どうして、自信がないなんて言うの?
 人に聞こえる所で言わなくたっていいじゃないの!
 さっき、noroba、何て言ったか、半分しか聞こえなかったんだよ。聞こうとしたら、
 どんどん行っちゃうし・・だから、はっきり言えなかったの!
 それを、自信がないなんて! フン!
 もっと早く、家で教えてくれたらよかったじゃない!こう言うんだよって。
 norobaだって、中国の政府に行って、自分でちゃんと言える?
 それを、自信がないなんて・・はっきりわからなかっただけだよ!!」

私は、クサコが怒っているので、悪かったね、と謝って、自転車に乗り、家に向った。

でも、クサコは収まらない。

自転車をこぎながらも、同じ言葉を二度三度と繰り返して、非難がましいことをいう。

もともと、私はクサコを悪く言ったわけではない。

ちょっとしたアドバイスをしただけのつもりだった。

それを、こう何度も強い口調で言われると、こちらもだんだん不愉快になってきた。

あれだけのことで、こんなに怒るなんて、本当に自信がないんだろうかと、心配にもなってくる。

家に帰り着くと、午後は掃除の予定だったから、

私はどんどん二階に上がって、ひとり掃除を始めた。

クサコも、台所を片付け始めたようだった。


掃除は1時間ほどで終わり、二人の気持ちも、

部屋のように、片付いたらしい。

コーヒーを飲みながら、クサコが言う。

「私、感情を隠さないねえ・・
 すぐ、表に出しちゃう。
 そうすると、気持ちがいいなあ・・
 何でも言うとさっぱりする・・」


クサコの感情は、いつも無遠慮にあふれ出す。

オナラと同じ。

お行儀は少々悪いが、我慢するより身体にいい・・・・・本人はね。
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テーマ : 国際結婚
ジャンル : 結婚・家庭生活

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