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方向音痴も役に立つ

クサコの怖いもの・・・それは、迷子。

子供の頃から、迷子になるのがいつも怖かった。

方向音痴で、すぐ迷子になってしまうのだ。

だから、知らない土地に行ったら、

ひたすら仲間のうしろ姿にしがみついて歩くので、

どんな景色も目に入らない。


今朝、ご飯を食べていたクサコが、突然笑い出した。

「どうしたの?」

「思い出したの・・
 ほら、わたし、中学校の時、毎朝、走る練習したって話、したでしょう。
 そのこと、思い出したの」

この話は、以前聞いたことがある。

中学校の頃、体育の時間にグランドで長距離を走らされ、いつもビリだったので、

朝起きて練習したら、たちまち速くなって、先生に褒めたれた、という話。

「なぜ練習したのか、思い出したの」

「遅いのが恥ずかしかったんじゃあないの?」

私も長距離は遅くて、いつも最後尾に近いところをノタノタ走っていたからわかる。

グランドで一緒に体育の授業をやっている女子に見られるのが恥ずかしかった。

「そうじゃないよ。
 遅くても恥ずかしくなんかないよ。・・そうじゃあなくてね、
 わたし、ビリだったけれど、それでも、走ってるとね、
 前を走ってる人と、どんどん間が開いていくの。
 それで、ああ、迷子になったらどうしようって、怖くなったの。
 今考えると、変だねえ・・グランドで迷子になる訳ないじゃん。
 ばかだったねえ・・・」

と、また笑って、

「勉強もスポーツも出来る、カッコイイ男の子がいてね。
 わたし、走るの速くなったら、
 その子が、クサコ、がんばったねって言ってくれたの。
 でも、わたし、ボーっとしてたから、なにもわからない。
 あーそーって思っただけ。
 ばかだねえ・・」


迷子が怖くて始めたジョギング。

その楽しさを身体が覚えていて、

10年以上が過ぎて、

クサコは、故郷を離れた町でまた走りたくなった。

それで私も走るきっかけを得た。

そして、私もまた走る楽しさを知った。

クサコが言い出さなければ、絶対、

私は生涯、走ることなんかなかっただろう。

方向音痴にも効用はあるもんだ。



今日も走った。

薄曇。畑に芙蓉の花が咲いていた。夏だなあ。
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