スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

近所で蛍狩り

昨夜、夕食を終えて、向かいのTTさんがくれた枇杷を食べていると、

友人のNから電話があった。

今から蛍を見に行かないかというお誘い。

私は、自然の蛍を見たことがない。

クサコも行きたいというし、すぐにOKの返事をした。


いつも走る道の小さな川、その東側、畑の向うに、

低い山があるけれど、そこに蛍がいるという。


こんな近いところに蛍がいるなんて知らなかった。


10分ほどでNは車でやって来て、私とクサコを乗せて出発した。

すぐに山の麓の上り口から、農道のような細い道路に入り、

暗くて曲がりくねった道をしばらく進んだ。

と、思うと、もう着いていた。

路肩に蛍狩りに来た人の車が何台か駐車していた。


夕闇の中、鄙びた隠れ里のような集落がぼんやり見え、そのはずれに、

田んぼから水が落ちている流れがあって、そこに蛍がいるという。


最初は、わからなかった。

でも、人が指差しているあたりに目をやると、確かに光っている。

「あ、あそこにいる!」 

思わず声が出る。

ひとつ見つかると、あそこにも、ここにも、暗い梢や水辺の草陰に、点々と、

ほのかな光が蛍の居場所を教えてくれている。

「いるねえ!」 「いるねえ!」・・クサコも私も、急に楽しくなったみたいだった。

Nは、どんどん先のほうに歩いていった。

ちょっと歩くと、蛍が飛んでいるのが見えた。

ひとつ、ふたつ・・・

ほらあそこ・・あっちにも・・・

だんだん蛍の数が増えていくようだった。

蛍は乱れて、静かに光る糸を曳いていた。

クサコも静かに立って見ていた。


しばらくして、穴場があるから行って見ようとNが言うので、

また、車に乗り、ほんの少し奥まったところの、別の清流まで行ってみた。

ここにも蛍は遊んでいた。

私は、道傍の草で休んでいた蛍を手でそっと捕まえた。

クサコの手にのせてあげると、光ながら手の中をしばらく歩き回って、ふっと、飛んで行った。

 

山の上に、明るい月が出た。

急に蛍の光があせたようだったけれど、

月の光に洗われる山里の風情も、また面白かった。


1時間ほど遊び、帰りの車の中で、クサコは無口になってしまった。

車を降り、Nを見送ってから、

「どうしたの?」と聞くと、

「酔った」

15分しか乗らなかったのに・・

車には弱いクサコだな。



今日は薄曇。

いつものように走った。

昼前に買い物に出かけると、もう日差しはすっかり夏のものだった。

テーマ : **暮らしを楽しむ**
ジャンル : ライフ

田んぼと畑はどう違うの?

昨日来の雨は、朝まで残って、

クサコは少雨の中、走りに出て行った。

出かけてから、ちょっとひどくなったから、

風邪でも引かないだろうかとタオルを用意して待っていると、

あー気持ちよかった、と、さっぱりした顔で戻ってきた。


クサコの朝御飯には、いつも真ん丸いタマゴ焼きを載せてあげる。

ご飯の量もちょっと多め。味噌汁は具沢山。

大好きな、手作りニンニク味噌と、キュウリ・ニンジンの漬物をつまみながら、

今日もたくさん食べる。

食べながら、

「川沿いの道は、毎日走っても、面白いねえ・・・景色が毎日変わるみたい、
 ほら、お屋敷の前の田んぼの稲も、もう、こんなに大きくなってたよ・・」

と、両手を広げて見せた。

クサコも、観察して気がつくこともあるのだ、と、ちょっと自慢したいのだ。

「そんなに大きくなった???
 お屋敷の前は田んぼじゃないよ。
 あれは畑・・・トウモロコシが植わってるんだよ。
 トウモロコシ、大きくなったねえ・・」

「あ、そう」と、クサコは言って、この話はおしまい。

食べ終われば、早速トイレに駆け込み、たくさん出して、

さっぱりした顔で、

「たくさん出たねえ・・・また、お腹が空っぽになっちゃったみたい・・・」

と、言いながら着替えて出勤して行った。


私も、クサコが仕事に出てから、走ってきた。

昨日は完全休養だったせいか、身体が少し軽いようだった。

テーマ : 日々の暮らし
ジャンル : ライフ

クサコの不注意力

不注意力というものもあるらしい。

 
職場のチーフが去る前日、チーフがくれたと言って、

クサコは小さなプレゼントを持って帰った。

開けてみると、ハンカチに靴下、短い手紙が入っていた。

クサコは、しばらく、その手紙を見ていたが、フンと鼻で笑って、

食卓の横の窓辺の造花の真ん中に挿した。

なんだか位牌のようになった。

「どうしてそんなことするの?」と聞くと、

「チーフを戒めにして、仕事、頑張る。
 ああいう人もいるから、負けてはいけない・・」

それから、ひとしきりチーフの人物評を展開し、最後に付け加えた。

「いつも悪い声で怒鳴るチーフ、悪い所たくさんあるけどね、
 でも、ただ単純で、あまり考えないだけ。
 考えてみれば、いろいろ教えてもらったし、感謝してる。
 それに、最近だんだん好きになってきたところだった・・」


クサコがチーフの手紙を挿した造花の隣に、

2日前からパイナップルがひとつ置いてある。
IMGP0076.jpg


形が面白いから、私が置いておいた。

クサコは何と思っているか、わからない。

手紙の件があった翌日、朝御飯を食べながら聞いてみた。

「クサコ、そのパイナップル、形が面白いでしょう?」

「え、ほんとだ、パイナップル!気がつかなかった・・」

クサコは驚いた表情でパイナップルを見つめた。

驚いたのは、そこにパイナップルがあることでも、それに気がつかなかったことでもないらしい。

「わたし、ここにパイナップルあるの知ってたよ。
 葉っぱの形が面白いから、
 チーフの手紙、ここに挿そうかと、ちょっと考えたの。
 でも、花のほうがいいなあと思って、あっちにしたけれど・・・
 パイナップルあるなあと思って・・・でも、ぜんぜんあるのに気がつかなかった・・」

見えていたのに、全くパイナップルを意識しなかった自分に驚いたらしい。

クサコは、食べ物に対しては目ざといから、

パイナップル、切って置いたら、すぐ発見しただろうなあ・・・



昨日も、今日も、空は曇り。

気温も23度ほどまでしか上がらず、走っていても気分が良かった。

クサコは、海を見ながらお握りを食べるのがとてもお気に入り。

クサコは仕事が休みで、天候も、外出に最適だし、

昨日の夕食は、海辺でのんびり海と空を眺めながら食べることにした。

ビールや食べ物をクーラーボックスに詰め込んで、

二人並んで、海岸まで自転車を走らせた。

海に着いて、浜へ降りていく途中、急に思い出したように、クサコが、

「お箸持ってきた」と、聞いた。

しまった。箸を忘れた。

クサコは、ちょっと考えて、わたしが取ってくるよ、と言って、自転車で家に戻って行った。

私もちょっとがっかりして、砂にレジャーシートを敷いて、

寝転んで海を見ながらクサコを待った。

西の山のほうを見てみると、だんだん雲が下がってきて山の姿を隠し始めた。

風も肌寒くなってきた。

雨になるのかなあ・・・と、思っているうちにクサコが帰ってきたので、

早速、ビールを開けて乾杯・・・すると間もなく、

降り出した。

仕方がない、開けたばかりのビールの缶を持って、そそくさと帰宅したのだった。

続きは家で。

「いい思い出、いい思い出・・・」

と、二人で言い合って、笑ったけれど、

やはり、ちょっと元気がなかった。

テーマ : ♪♪生活を楽しむ♪♪
ジャンル : 趣味・実用

方向音痴も役に立つ

クサコの怖いもの・・・それは、迷子。

子供の頃から、迷子になるのがいつも怖かった。

方向音痴で、すぐ迷子になってしまうのだ。

だから、知らない土地に行ったら、

ひたすら仲間のうしろ姿にしがみついて歩くので、

どんな景色も目に入らない。


今朝、ご飯を食べていたクサコが、突然笑い出した。

「どうしたの?」

「思い出したの・・
 ほら、わたし、中学校の時、毎朝、走る練習したって話、したでしょう。
 そのこと、思い出したの」

この話は、以前聞いたことがある。

中学校の頃、体育の時間にグランドで長距離を走らされ、いつもビリだったので、

朝起きて練習したら、たちまち速くなって、先生に褒めたれた、という話。

「なぜ練習したのか、思い出したの」

「遅いのが恥ずかしかったんじゃあないの?」

私も長距離は遅くて、いつも最後尾に近いところをノタノタ走っていたからわかる。

グランドで一緒に体育の授業をやっている女子に見られるのが恥ずかしかった。

「そうじゃないよ。
 遅くても恥ずかしくなんかないよ。・・そうじゃあなくてね、
 わたし、ビリだったけれど、それでも、走ってるとね、
 前を走ってる人と、どんどん間が開いていくの。
 それで、ああ、迷子になったらどうしようって、怖くなったの。
 今考えると、変だねえ・・グランドで迷子になる訳ないじゃん。
 ばかだったねえ・・・」

と、また笑って、

「勉強もスポーツも出来る、カッコイイ男の子がいてね。
 わたし、走るの速くなったら、
 その子が、クサコ、がんばったねって言ってくれたの。
 でも、わたし、ボーっとしてたから、なにもわからない。
 あーそーって思っただけ。
 ばかだねえ・・」


迷子が怖くて始めたジョギング。

その楽しさを身体が覚えていて、

10年以上が過ぎて、

クサコは、故郷を離れた町でまた走りたくなった。

それで私も走るきっかけを得た。

そして、私もまた走る楽しさを知った。

クサコが言い出さなければ、絶対、

私は生涯、走ることなんかなかっただろう。

方向音痴にも効用はあるもんだ。



今日も走った。

薄曇。畑に芙蓉の花が咲いていた。夏だなあ。

テーマ : ♪♪生活を楽しむ♪♪
ジャンル : 趣味・実用

クサコのお母さんからのメール

二階から降りてきたクサコは、

夕食の仕度を手伝いながら、ばかに嬉しそうだ。

「会社でいいことあったの?」 と、訊ねると、

「お母さんからメールがあったよ。
 とってもお母さんらしい、いいメール」

仕事から帰って、二階で着替えたついでに、メールをチェックしたらしい。

料理を並べて、食べ始めてから、聞いてみた。

「どんなメールだったの?」

「うん、とってもいい。
 読むと、幸せな気分になる。
 あのね・・・
 やっぱり、noroba、自分で読んでみるといいよ。
 人生ってなんだろうなあ・・って考えさせられるよ・・」

それで、食事の後で、二人でお母さんからのメールを読んだ。

お母さんは、パソコンを使えないから、妹が、「代書」したものだ。

以下が、原文と、私の翻訳。( )は、原文にはない補注。
 

亲爱的女儿,女婿:
親愛なる、娘、婿殿

今天是5月26日,农历是5月初3,对我们家来说真是个大喜日子,今日は5月26日、旧暦の5月3日(5日は端午の節句)だけど、
私たちの家にとっては、もうまったく本当にうれしい吉日だったよ。

第一件事是你妹妹的同学刘○○给了很多蔬菜,有葱,香菜,生菜,水萝卜,油菜,小白菜,家苦菜等.
一つ目はね、お前の妹のクラスメートだった劉○○がね、野菜をとってもたくさんくれたの。
ネギもあるし、香菜(中国パセリ)、レタス、赤ダイコン、油菜(オタマナに似ている)、
小白菜、家苦菜(草原の野菜というより草)なんかもある。

第二件事是网通公司给你爸分了五斤鸡蛋,20个粽子;
二つ目はね、網通会社(義父が以前勤めていた会社)が、お前のお父さんに、
タマゴを2.5キロ、粽(ちまき)を20個、くれたんだよ。

第三件就是你们从日本邮来的邮包收到了;我和你爸穿着都很合适.我们表示感谢.
三つ目はね、そう、お前たちが日本から送ってくれた小包が届いたんだよ。(クサコは服を送った)
わたしとお父さんは、着てみたけれど、とってもよく似合っていた。ありがとうね。

第四件就是邻居家杀猪给送来两个血肠.
四つ目はね、それは、隣の家でね、豚を殺して、(それで作った)血詰めソーセージを
二つ、持ってきてくれたの。

真是四喜临门啊.
本当にもう、四喜臨門(人生の喜びがいっぺんに訪れた)だねえ。

上几次信上你说在练武术,是可以的,如果有条件的话,练体操好,能全面锻炼,
ここ何通か、お前の手紙に、武術を練習しているって書いてあったね。とてもいいね。
もし、そういう環境があるんなら、体操をやるといいよ、身体全体を鍛えることが出来るからね。

而且noroba也可以练,比如散步,你俩可以一起散步,两人在一起要互相照顾,不能一头热,另一头却冷冷清清.
それに、norobaも身体を鍛えるといい。例えば、散歩。お前たち二人で散歩をするといいよ。
ふたりでお互いに、いたわりあわなければいけないよ。ひとりだけ何かに夢中になっても、もうひとりは、つまらなくて醒めているというんではダメだよ。

要互相爱护,相敬如宾才好.
お互いに、愛し合い助け合い、
大切なお客様に対するように、尊敬しあうのが一番だよ。

妈妈



読み終わって、私も幸せな気分になった。

食べ物・・・人生の幸せはこれに尽きるなあ。

腹が満ちていれば、心を煩わす理由がないもの。



クサコは、よほど面白かったのか、

布団に入っても、まだくすくす笑っていた。



今日も、朝、走った。

曇。

アジサイの白くて硬い花が色づき始めた。

テーマ : 大切なこと
ジャンル : ライフ

プロフィール

noroba

Author:noroba
norobaです

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。